えいがのはなし エンターテインメントとしての映画

えいがのはなし エンターテインメントとしての映画

映画は多くの史実を描いてきた
誰も体験してない古い歴史が映画では事実のように存在する
記録映画として誰もそれらの映画を観ることはないが
観た経験が確実に記憶として観客の脳に記録される
映画<パールハーバー>で日本人スタッフが
歴史的な誤りやおかしな点を指摘した時プロデューサーは言ったそうだ
「誰も歴史の勉強をしに映画館に足を運ぶわけではない!これはエンターテインメントなんだ!」
そのプロデューサーは映画の持つ影響力を過小評価し
その映画を見た観客に誤った認識をもたせてしまう責任は
これっぽっちも感じてないようだ
<戦場にかける橋>では無能な日本兵を
英国人が指導し橋を完成させたというストーリーになっている
しかし<戦場にかける橋>は事実に基づいた作品ではなく
映画のようなストーリーはなかった
実際は日本軍が独自で橋を完成させ爆破されることなく現存する
このプロデューサーも<パールハーバー>の製作者と同じ考えの持ち主なのだろう
映画は「芸術」であると共に「記録」でもあり
それ以上に「娯楽」として多くの人に受け入れられている
映画は素晴らしいコンテンツであると同時に
時に多くの観客をミスリードする罪をもっている。

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